Scratch(スクラッチ)の公式拡張機能でどんなことができるの?一覧と概要を解説します

Scratch 3.0には、基本的な機能に加えて、さまざまな公式拡張機能があり、それらを使うことでScratchの可能性が大幅に広がります。

以下に、いくつかの主要な公式拡張機能と、それを使用することでできることを紹介します。

Scratchの拡張機能一覧

拡張機能とは

スクラッチ(Scratch3.0)には「拡張機能」があります。
拡張機能を使うと、ペン、音楽、音声合成など、標準のメニューにない色々な機能のブロックが追加され、さらに楽しいプログラムを作れるようになります。
この投稿ではScratch3.0にある拡張機能についてざっくりとした概要を書いていきます。
参照:ScratchWiki

拡張機能一覧

音楽

音楽拡張機能を使うと、メロディーやリズムを作成するためのブロックが追加されます。
音階に基づいた音を鳴らしたり、楽器の音色を変えたり(ピアノ、ギター、ドラムなど)、リズムパターンを作成したりできます。

ペン

ペン拡張機能を使うと、スプライトを使って絵を描くことができます。
スプライトの動きに合わせて線を描いたり、ペンの色、太さを変更して図形や模様をプログラムで描くことができます。

ビデオモーションセンサー

ビデオセンサ拡張機能を使うと、カメラの映像を利用してスプライトを操作できます。
ウェブカメラを使って動きを検出し、それに応じたアクションを実行したり、カメラの映像に基づいてゲームやインタラクティブなアプリケーションを作成することができます。

音声合成

音声合成拡張機能を使うと、文字を音声で読み上げることができます。
テキストを入力すると、指定した声で読み上げたり、音声付きのストーリーや教育用のアプリケーションを作成することができます。

翻訳

翻訳拡張機能を使うと、テキストをさまざまな言語に翻訳できます。
テキストをリアルタイムで異なる言語に翻訳したり、多言語対応のインタラクティブストーリーやゲームを作成することができます。

Makey Makey

Makey Makey拡張機能を使うと、Makey Makeyデバイスを使ってScratchプロジェクトを操作できます。

Makey Makeyデバイスとは全てのものをキーボードへ変えてしまう、子供から専門家までが楽しめる技術と芸術の発明キットです。
野菜・粘土・水・鉛筆で書いた絵など、電気を通す物なら何でも入力ディバイスになります。

micro:bit

micro拡張機能を使うと、BBC micro:bit(マイクロビット)をScratchと連携させることができます。
microのLEDディスプレイを操作したり、microのボタンやセンサー(温度、加速度など)を使ってScratchプロジェクトを制御することができます。

micro:bit (マイクロ ビット)とは、教育現場で使用するためにBBCが主体となって設計した、LEDライト・ボタン・無線通信機能 (BLE)・傾きセンサー・加速度センサー・磁気センサー・明度センサー・入出力端子を備えたシングルボードコンピュータ (基板サイズ 4 cm × 5 cm)です。

LEGO MINDSTORMS EV3

LEGO Mindstorms EV3拡張機能を使うと、LEGOのロボットをScratchで制御できます。

モーターやセンサーを使ってロボットを動かしたり、ロボットと連携したインタラクティブなプロジェクトを作成することができます。

まとめ

Scratch 3.0の公式拡張機能を使用すると、プログラミングの幅が広がり、より多様でインタラクティブなプロジェクトを作成することができます。

音楽やペン、ビデオ検出、翻訳、テキスト読み上げなどの拡張機能を利用して、創造力を最大限に発揮しましょう。

また、micro、LEGO Mindstorms、Makey Makeyといったハードウェアとの連携により、物理的なインターフェースを作成し、実際の世界とデジタルプロジェクトを結びつけることができます。
これにより、子どもたちはプログラミングの基本だけでなく、より高度なコンセプトや技術にも触れることができるようになります。

mugico

mugico

日々勉強です。仕事はシステムエンジニアをしています。 生産管理系のソフトウエア開発をメインに行いながらWEB作成なども承っております。

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